24.コーヒーの脇役たち

コーヒーソムリエ試験対策

前回まで、コーヒーの色々な淹れかたについてみてきましたね。

でもコーヒーを引き立てるための脇役たちの存在も忘れてはいけないのです。

名脇役がいるから主役が輝くんだ

いったい彼らにはどんな役目があるのでしょうか?

脇役とは

コーヒーをストレートで味わうのもよいですが、砂糖やクリームを加えることで、自分の好みの味に変化させることができます。

また、コーヒーを淹れるときに使用する水によっても、味わいが変わってきます。

コーヒーに向く砂糖

喫茶店でコーヒーを頼んだときや、知人の家で出されるコーヒーに添えている砂糖は、ほとんどの場合がグラニュー糖だと思います。

たまに、お店では角砂糖が出たりもします。

私たちも、自然と「コーヒーにはグラニュー糖」といった意識がインプットされています。

それでは、他の砂糖ではどうなのでしょうか?

グラニュー糖

・不純物がほとんどないため、クセのないたんぱくな甘さが特徴です。

・豆の味や香りを損ないません。

溶解度が高く、コーヒーに向いています。

上白糖

・溶けにくく、ダマになりやすいという欠点があります。

ザラメ糖

・キャラメル色でコクがあり、クセはありませんが、ゆるやかに溶けるため、希望の甘さになるかどうかわからない場合があります。

黒糖・和三盆

・砂糖自体の個性が強く、コーヒーの味を損なう恐れがあります。

コーヒーとクリーム

コーヒーの苦みをやわらげ、コクを深めるのがクリームの役割です。

クリームは、動物性と植物性に分けられます。

一般的に生乳を原料とする動物性の生クリームがコーヒー用に使われています。

ハリオ
ハリオ

動物性のほうが価格は高いけどね(汗)

2つの用途

・口当たりをマイルドにするコーヒー用

泡立てて、アレンジコーヒーのトッピングに使用するホイップ用

*コーヒー用とホイップ用は、含まれる乳脂肪分の割合で区別します。

必ずしも、動物性クリームでないといけない、というわけではありません。

動物性はコクがあるので、苦みの強いコーヒーと相性がよく、植物性はマイルドなコーヒーに使われる場合もあります。

コーヒーを淹れる水

水によって、コーヒーの味や香りは変わります。

ソフトな味わいを好むならば、加熱殺菌されていないミネラル分の豊富な自然水が適しています。

加熱処理されたミネラルウォーターは、まろやかさに欠ける場合があります。

水道水を使用する場合

日本の上水は、軟水なので、コーヒーに向いています。

浄水器を通した汲みたての水を使い、沸騰したてのお湯で淹れると、おいしいコーヒーを淹れることができます。

(注意)再度沸騰させた水を使うと、二酸化炭素の量が減り、コーヒーの味が重くなってしまうので避けましょう。

それではコーヒーの脇役である砂糖、クリーム、水について、問題を解いてみてください。

おさらい問題

問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう。同じ言葉が入る場合もあります

1.クリームは口当たりをマイルドにするコーヒー用と、泡立ててアレンジコーヒーのトッピングに使用する〇〇〇用があります。

2.〇〇〇されていないミネラル分の豊富な自然水はコーヒーに適しているとされます。

問の内容は〇ですか?それとも×?

3.コーヒーにもっとも適しているのは、溶解度が高い上白糖です。

4.水は、浄水器を通してしばらく寝かせたのち、沸騰したてのお湯を使います。

再度沸騰させると、コーヒーに雑味が出てしまいます。

こたえ

1.ホイップ

2.加熱処理

3.×(グラニュー糖)

4.×(浄水器を通した汲みたての水を使う)

次は コーヒーカップの種類とポット

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