前回まで、コーヒーの色々な淹れかたについてみてきましたね。
でもコーヒーを引き立てるための脇役たちの存在も忘れてはいけないのです。
いったい彼らにはどんな役目があるのでしょうか?
脇役とは
コーヒーをストレートで味わうのもよいですが、砂糖やクリームを加えることで、自分の好みの味に変化させることができます。
また、コーヒーを淹れるときに使用する水によっても、味わいが変わってきます。
コーヒーに向く砂糖
喫茶店でコーヒーを頼んだときや、知人の家で出されるコーヒーに添えている砂糖は、ほとんどの場合がグラニュー糖だと思います。
たまに、お店では角砂糖が出たりもします。
私たちも、自然と「コーヒーにはグラニュー糖」といった意識がインプットされています。
それでは、他の砂糖ではどうなのでしょうか?
グラニュー糖
・不純物がほとんどないため、クセのないたんぱくな甘さが特徴です。
・豆の味や香りを損ないません。
・溶解度が高く、コーヒーに向いています。
上白糖
・溶けにくく、ダマになりやすいという欠点があります。
ザラメ糖
・キャラメル色でコクがあり、クセはありませんが、ゆるやかに溶けるため、希望の甘さになるかどうかわからない場合があります。
黒糖・和三盆
・砂糖自体の個性が強く、コーヒーの味を損なう恐れがあります。
コーヒーとクリーム
コーヒーの苦みをやわらげ、コクを深めるのがクリームの役割です。
クリームは、動物性と植物性に分けられます。
一般的に生乳を原料とする動物性の生クリームがコーヒー用に使われています。
動物性のほうが価格は高いけどね(汗)
2つの用途
・口当たりをマイルドにするコーヒー用
・泡立てて、アレンジコーヒーのトッピングに使用するホイップ用
*コーヒー用とホイップ用は、含まれる乳脂肪分の割合で区別します。
必ずしも、動物性クリームでないといけない、というわけではありません。
動物性はコクがあるので、苦みの強いコーヒーと相性がよく、植物性はマイルドなコーヒーに使われる場合もあります。
コーヒーを淹れる水
水によって、コーヒーの味や香りは変わります。
ソフトな味わいを好むならば、加熱殺菌されていないミネラル分の豊富な自然水が適しています。
加熱処理されたミネラルウォーターは、まろやかさに欠ける場合があります。
水道水を使用する場合
日本の上水は、軟水なので、コーヒーに向いています。
浄水器を通した汲みたての水を使い、沸騰したてのお湯で淹れると、おいしいコーヒーを淹れることができます。
(注意)再度沸騰させた水を使うと、二酸化炭素の量が減り、コーヒーの味が重くなってしまうので避けましょう。
それではコーヒーの脇役である砂糖、クリーム、水について、問題を解いてみてください。
おさらい問題
問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう。同じ言葉が入る場合もあります
1.クリームは口当たりをマイルドにするコーヒー用と、泡立ててアレンジコーヒーのトッピングに使用する〇〇〇用があります。
2.〇〇〇されていないミネラル分の豊富な自然水はコーヒーに適しているとされます。
問の内容は〇ですか?それとも×?
3.コーヒーにもっとも適しているのは、溶解度が高い上白糖です。
4.水は、浄水器を通してしばらく寝かせたのち、沸騰したてのお湯を使います。
再度沸騰させると、コーヒーに雑味が出てしまいます。
こたえ
1.ホイップ
2.加熱処理
3.×(グラニュー糖)
4.×(浄水器を通した汲みたての水を使う)
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