フードやスイーツを提供するときに欠かせないのがスプーン、フォーク、ナイフといったカトラリー類。
今回のテーマは、カトラリーの種類と用途についてです。
カフェやレストランで、出される器とともに、どんなカトラリーを使用するかも決まってきます。
おもなカトラリーについて、サイズの大きな順番に見ていきましょう。
スプーン
ティースプーン
・口の広めなティーカップに添えて、バランスが悪くならない大きさです。
・茶葉の分量を量るときにも使用します。
・レシピに出てくる単位「ティースプーン〇杯」というふうに使われます。
コーヒースプーン
・コーヒーカップに添えて、バランスが悪くならない大きさです。
・ティースプーンよりひとまわり小さくなります。
・コーヒーに砂糖やミルクを入れて、かき混ぜるためのスプーンです。
デミタススプーン
・デミタスカップに添えて、バランスが悪くならない大きさです。
・カップの中をかき混ぜるため、このサイズでないとカップに入りません。
・本場の甘党のイタリア人のなかには、エスプレッソを飲んだあと、カップの底に残った砂糖をスプーンですくって食べる人も多いとか。
イタリア人、可愛いとこあるじゃん
フォーク
テーブルフォーク
・しっかりとした食事用に使用します。
すなわち、直径25cmのプレートに添えたときにバランスのよい大きさです。
・刺す部分が4本になっています。
デザートフォーク
・テーブルフォークよりひとまわり小さくなります。
・刺す部分が4本になっています。
・パスタなどの簡単な食事や、大きめのケーキ、デザート盛り合わせといったメニューに使用します。
すなわち直径23cmのプレートに添えたときにバランスのよい大きさです。
ケーキフォーク
・刺す部分が3本あります。
*ケーキフォークには形が2種類あります。
(刺す部分が左右均等になっているもの)
・ケーキナイフとともに使用します。
・ミルフィーユ、クレープ、パンケーキなどに使われます。
(フォークの左端がナイフ型になっているもの)
・ケーキフォーク1本で使用する場合のフォークです。
・スポンジケーキ、ロールケーキなどナイフがなくても食べやすい柔らかさ、大きさのケーキに適しています。
ナイフ
*フォークと同様の使いかたです。
テーブルナイフ
・しっかりとした食事のときに使用します。
直径25cmのプレートに添えるとバランスのよい大きさです。
・テーブルフォークと一緒に使用します。
デザートナイフ
*2種類の形があります。
(切る面にギザギザがあるもの)
・デザートフォークと一緒に、軽い食事をするときに使用します。
・直径23cmのプレートに添えるとバランスのよい大きさです。
(切る面にギザギザがないもの)
・デザートフォークと一緒に、大きめのケーキやデザートの盛り合わせなどに使用します。
ケーキナイフ
・ケーキフォークと一緒に使います。
・ミルフィーユ、クレープ、パンケーキなど、少し固めのスイーツを食べるのに適しています。
それではカトラリーの種類と用途について、問題を解いてみてください。
おさらい問題
問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう
1.カフェメニューの場合、おもに直径23cmのプレートを使用するので、〇〇〇フォークで食べられるメニューが多いともいえます。
2.ケーキナイフは、〇〇〇〇と一緒にミルフィーユ、クレープ、パンケーキなど、少し固めのデザートを食べるときに使われます。
問の内容は〇ですか?それとも×?
3.デザートフォークの特徴は刺すところが3本で、パスタなどの軽食に向いています。
4.コーヒースプーンは、コーヒーカップに添えてバランスのよい大きさです。
砂糖やミルクを入れてかき混ぜるために使い、ティースプーンよりもひとまわり大きいサイズです。
こたえ
1.デザート
2.ケーキフォーク
3.×(4本)
4.×(ティースプーンよりもひとまわり小さい)
カフェやレストランで出されるメニューを見ているうちに、知らず知らずのうちに、器とバランスのとれたカトラリーも使っているのではないでしょうか。
言われてみるとそうかも・・・
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