19.ポジショニング

カフェオーナー経営士試験対策

マーケティング、ブランディングと横文字が続きますが、今回は、ポジショニングについて学びましょう。

これも言葉では聞いたことがありますね。

ポジション=位置かと思ってたけど?

ポジショニングとは

マーケティング戦略のひとつであるポジショニング。

経営学者フィリップ・コトラー氏によってマーケティングの歴史は「マーケティング1.0~4.0」と定義されています。

ポジショニングは、1970年代~1980年代に主流となった、消費者志向のマーケティング2.0で登場したマーケティング用語です。

ポジショニングは以下のことを指します。

企業やお店が進むべき方向を示すもの

商品開発の基本姿勢

商品完成後のコミュニケーションの基本フレーム

商品に関わる全員が、ポジショニングを共通の認識として、常に頭に置いておきます。

それほど、ポジショニングは、各企業、各店、各商品において、重要なものなのです。

よって、文章に残しておくのがのぞましいです。

これをポジショニング・ステートメントといいます。

成文化しておけば、目指すものがあいまいにならずにすみます。

よく会社に掲げられている「企業理念」といわれるものも、重要なものなので、成分化されていますね。

クレマ
クレマ

「企業理念」って昔の社長室にありそうなイメージだけど、全員が知っておかないといけないのよね

具体的なポジショニング

どんな業種でも、どんな商品でもポジショニングはあります。

ポジショニングは、「切り口」とその視点から重視する軸を組み合わせて考えると有効です。

切り口

・商品の切り口:商品、機能性・耐久性、デザイン

・サービスの切り口:消費者が商品を購入・入手するまでの過程、アフターフォロー

・人の切口:販売員の対応

・イメージの切り口:商品やサービスの利用で得られる特別な体験、使用感

2つの軸

自分の商品の強みを見出し、他と比較できる軸をみつけます。

2つの軸組み合わせによって、自分のポジションが変わります。

・比例関係にあること

・相関関係にあること

・独立性があること

ポジショニングを考えるにあたり、可視化できる「ポジショニングマップ」を使用することが多いです。

自社の商品やサービスのポジションを決定するための手法のひとつです。

一例としては、

機能性×価格

種類×機能性など

ポジショニングマップの一例

ポジショニングは、不動のものではなく、一度ポジショニングされて一定の成果を収めたり、逆に成長が鈍くなったときに、それまでのポジションを見直すこともあります。

これを「リ・ポジショニング」といいます。

たとえば、アスリートの栄養補給剤が「手軽に栄養を摂取できる」という特性を活かして、忙しい朝の栄養補助食にリ・ポジショニングされて、販売されるということです。

クレマ
クレマ

売り方、うまいわあ

それでは ポジショニング について、問題を解いてみてください。

おさらい問題

問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう

1.○○○とは、お店や企業が進むべき方向を示すものや、商品開発の基本姿勢、消費完成後のコミュニケーションの基本フレームなどを指します。

2.ポジショニングは、各企業、各店舗、各商品において、重要なものなので○○○として、文章に書き表しておくのがよいです。

問の内容は〇ですか?それとも×?

3.一度、ポジショニングされ、ある程度の成功をおさめ、また逆に成熟して成長が鈍くなったりした際に、それまでのポジショニングを見直すことをポジショニング・チェンジといいます。

4.ポジショニングは、「切り口」とその視点から重視する軸を組み合わせて考えると有効です。

こたえ

1.ポジショニング

2.ポジショニング・ステートメント

3.×(リ・ポジショニングという)

4.○

次は 商品カテゴリー について

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