コーヒーカップに添えてあるスプーン。
もちろん、砂糖やミルクなどを入れてかき混ぜるためのものです。
ほかにもコーヒー液のムラを均一にしたいとか、猫舌なので混ぜて冷ますなどの目的もあるかもしれませんね。
今回は、コーヒーを飲みながらスプーンのことも考えてみます。
コーヒーカップの取っ手の位置
喫茶店でコーヒーをオーダーすると、ソーサー・カップにスプーンが添えられてきます。
このとき、カップの取っ手は左になっていることがよくあります。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/カップ取っ手左.jpg)
どうしてでしょうか?
一般的には、コーヒーカップを左手で支えながら、右手で砂糖やミルクを入れて混ぜるためだといわれています。
ブラックを飲む人には、わざわざ取っ手を右に回す必要があって少し面倒ですが・・・。
スプーンの位置
それでは、スプーンの位置はどうでしょう?
使う前はカップの手前に置きます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/スプーン手前.jpg)
そのほうがすぐに使えるからでしょう。
右手でスプーンを持つのが前提なので、持ち手は右です。
スプーンを使う使わないにかかわらずに、飲むときにはカップの奥に置きます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/スプーン奥.jpg)
このとき、スプーンは伏せて置かないのがマナーです。
マグカップの場合
カジュアルな〇〇カフェ、〇〇コーヒーといったお店の場合は、コーヒーはマグカップか紙コップです。
混ぜるのはスプーンではなく、たいてい使い捨てのマドラー。
ソーサーがないので紙ナフキンの上に置くことが多いです。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/マドラー.jpg)
カフェオレボウルとスプーン
10代のころ行ったお店の話です。
そこはフレンチ雑貨のお店で、カフェを併設していました。
フランスといえば、「カフェオレ」です。
カフェに入り、カフェオレを頼んだところ「丼」が出てきました。
カフェオレボウルのことです。
そんなことを知るはずもなく、取っ手もついていない丼からどうやってカフェオレを飲めばいいのか・・・。
周りを見てもカフェオレをオーダーしている人はいません。
結局添えてあった木製のスプーンですくって飲みました。
結局はお店の人から注意もされず、今ひとつ味のよくわからないカフェオレだったという思い出があります。
まさか、両手でボウルを持って飲むなんて知りませんでした。
カフェオレを作ろう
カフェオレの話を思い出して、飲みたくなったので作ってみました。
1.コーヒーは中深煎りの豆を使用して濃いめに淹れます。
2.牛乳は熱々にします。
3.コーヒーと牛乳を同量、ボウルに注ぎます。
牛乳の膜が苦手な場合は茶こしなどを使って取り除きます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/カフェオレボウル.jpg)
出来ました
和のテイストも加えてみました。
異素材を使ったおもてなし
カフェオレの話をしていて思ったのですが、陶器のボウルと木製スプーンという異素材の組み合わせは、今では普通に使われていますね。
来客のときにも、さりげなくてイイ感じかもしれません。
そこで、耐熱ガラスのカップと木製スプーンの組み合わせで「おもてなしコーヒー」を出してみることにします。
ウインナーコーヒーを作ろう
耐熱ガラスは、ホットでもアイスでも対応できるという利点があります。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/ガラスカップ1よこ.jpg)
ホットコーヒーのうえにホイップクリームをのせたウインナーコーヒーはガラスの場合、横からみても楽しめます。
100円ショップのグッズを使う
生クリームをホイップするのに、シェーカーを使います。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シェーカー1.jpg)
絞りだし口になっているので絞り袋に移し替える手間もなく、そのまま絞りだすことができます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シェーカー口.jpg)
つくりかた
1.生クリームをホイップ状にする
シェーカーに生クリームを100ml入れます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シェーカーに入れる.jpg)
生クリームは動物性のほうがホイップしやすいです。
フタをして、指でおさえながら3~5分振り続けます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シェーカーふる.jpg)
キャンプなどでボウイスカウト出身の人が同じように容器を振っていたのを思い出します。
たしかバターを作っていたようです。
けっこう腕が疲れるので左右に持ち替えながら振ります。
最初は液体のシャバシャバする音がしていましたが、次第に音がストンストンという固形物が上下する音に変化します。
音がしなくなったところで様子をみて出来上がりを判断します。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シェーカー泡立て完成い.jpg)
2.カップにコーヒーを注ぐ
お好みで、砂糖を入れてからコーヒーを注ぎます。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/熱いコーヒー注ぐ.png)
クリームのことを考えて量は半分を過ぎたくらい
3.生クリームを絞る
力を入れ過ぎると一気に飛び出るので、注意しながらコーヒーの上に生クリームを絞ります。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/生クリーム入れる.png)
4.完成
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/ウインナーコーヒー.jpg)
上に、クルミをのせました。
甘めのミルク入りアイスコーヒーを作ろう
ガラスならではの、層を楽しむアイスコーヒーです。
100円ショップのグッズを使う
手軽に層を作ることのできるグッズをみつけました。
「ツートンドリンクメーカー」というものです。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/ツートンドリンクメーカー.jpg)
ストローも付属しています。
差込口にストローを差し込んでカップに差し、ミルクを入れると層になるらしいです。
つくりかた
1.「ツートンドリンクメーカー」にストローを差し込んでカップに入れ、カップのふちの高さでカットする
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/ストローさす.jpg)
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/ストローカット.png)
2.1でカットしたストローを再び「ツートンドリンクメーカー」に差しこんでカップに立てる
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/カップにさす.jpg)
3.カップに氷を入れる
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/アイスコーヒー氷2.jpg)
4.コーヒーを注ぐ
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/アイスコーヒー入れる.jpg)
だいたい、カップの7分目くらい。
5.「ツートンドリンクメーカー」の入り口から、シロップ入りの牛乳(およそ100ml)をふちに沿って静かに注ぐ
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/シロップミルク入れる.png)
ストローの下からミルクが出てきます。
シロップを入れるのは比重をかせぐためです。
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/アイスコーヒー2層.jpg)
重いものが下にたまるということですね。
6.ストローを静かに抜いて完成
![](https://cafe-no-chishiki.club/wp-content/uploads/2020/04/完成-2.jpg)
まとめ
ウインナーコーヒーを先に作ったため、アイスコーヒーが出来上がったときはすでにホイップクリームがコーヒーに混ざっていました。
まあ、出された方は違う飲み物だと思うかもしれません(苦笑)。
スプーンで混ぜる前は目で楽しみ、混ぜたあとは味を楽しむ・・・。
味は、どちらも甘さを自分好みにしたので美味しかったです。
木製のコースターとスプーンを組み合わせると、ガラスの冷たさもやわらぎます。
「はずしのテクニック」も磨いていきたいものです。
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