12.カフェのビジュアルツール

カフェオーナー経営士試験対策

前回は、お店やメニューのネーミングについて学びました。

今回は、カフェのビジュアルツール についてみていきましょう。

ビジュアルかあ・・・センスが問われるところかも

カフェを印象づけるツールたち

カフェの名前を決めたら、次は印象づけるための工夫が必要です。

順番にポイントを押さえていきましょう。

ロゴとカラー

お店のオリジナル文字でもあるロゴは、書体やカラーによって与える印象が大きく変わってきます。

書体(フォント)については、エレガントで落ち着いたターゲット層ならば、大人っぽい印象を与える書体、若者がターゲットならばポップな書体を選びます。

エレガントで落ち着いたターゲット向き書体の例
若者をターゲットにした書体の例

カラーについては、ターゲット層に合わせて決定します。

可愛いものを好む女性がターゲットならピンク系、落ち着いた客層がターゲットならば濃いめのブラウン系などを選びます。

その他の手法

・マークを組み合わせる

・ロゴの一部を強調させる

・キャラクターを作る

これらはいずれも、印象づけるのに役立ちます。

看板

来店するお客様に、お店の特徴や魅力を伝える看板も大切なツールです。

お客様に主役商品とともに、メリットを発信します。

お店のイメージを伝える工夫としては、イメージボードを利用してもよいでしょう。

おすすめしたい時間帯:(例)モーニング、ランチ、カフェタイム など

どのようなスタイルなのか:(例)焼きたて、とれたて、とろとろ、ふわふわ など

これらをイメージできる写真を使ったイメージボードを利用します。

メニューブック

いわゆる「メニュー」のことです。

デジタルメニューを採用する店舗も増えてきましたが、個人経営のカフェではまだ、シートタイプやブックタイプのメニューブックが大半です。

しかし、いずれにしてもお店のメッセージを伝えるツールであるとともに、センスが問われるところです。

カフェでは、メニューの内容はドリンクと料理です。

その内容をお客様に伝えるのがメニューブックの役割です。

レイアウトのひとつの案としては、ブックタイプを例にとると、

・表紙に、お店のコンセプトを表示します。

・1ページ目には、お店のメインメニューを掲載します。すなわち、一番売りたい商品です。

・2ページ目には、サブメニューを掲載します。

・3ページ目には、ドリンクやスイーツなどを掲載します。また季節限定メニューなど、差し替え変更の可能性があるものを掲載します。

メニューブックの一例

ショップカード

ショップカードには様々な形状やカラーがありますが、メッセージをこめたカードづくりをすることがポイントです。

ロゴのメインカラーと同系色の色、もしくは反対色と組み合わせてショップカードやインテリアに取り入れる方法もあります。

基本的には、店名・住所・電話番号・営業日、営業時間・クローズ日を記載します。

最近ではSNSのアカウントなども載せています。

またお店によっては、スタンプカードと兼用しているものもあります。

大きく分けてシンプルなものとこだわりタイプがあります。

・シンプルなものは、カフェオーナーの趣味やセンスを表現したもので、わかりやすく親しみやすいタイプです。

・こだわりタイプは、お店のコンセプトや食材の産地なども掲載します。

このように、“一人歩きする第二の看板”ともいえるショップカードは、コレクションアイテムとしてマニアにも喜ばれ、お店とお客様をつなぐ効果的な販売促進ツールといえます。

クレマ
クレマ

オシャレなショップカードを集めてる人、わりといるみたい

パンフレット

お店のオープン前に、パンフレットを配り、オープンした後は店頭に置くなどします。

パンフレットで伝えたいおもな情報

お店のこだわり

お客様の利用シーン

主役メニュー(商品)

わかりやすいメニュー(商品)紹介  の4つがあげられます。

お店の魅力がちゃんと伝わる構成にすることを心がけます。

よくあるのが、A4サイズ、3つ折りタイプのパンフレットです。

定型封筒で郵送もでき、記載するコンテンツもじゅうぶんにとれるスペースがあるので便利です。

レイアウトの基本は、表紙部分にお店のロゴを優先して入れます。

表紙部分にロゴを入れる

ほかのページには、所在地・営業情報、お店の特徴、主力メニューのアピール、ほかのメニュー、お店の雰囲気のアピールを淹れます。

アイデアとしては、パンフレットに「オープンキャンペーン」「期間限定キャンペーン」などのチケットを挟むこともできます。

ホームページ

個人経営のカフェでもホームページを持つお店が増えています。

全国で閲覧され、もしも定番メニューが人気になれば、遠方からでも足を運んでくれるお客様を獲得することができます。

また、パンフレットだけでは伝えきれない多くの情報を掲載することが可能です。

オーナーブログなどで、より身近に感じてもらえることもあるでしょう。

それではお店・カフェのビジュアルツールについて、問題を解いてみてください。

おさらい問題

問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう

1.パンフレットの表紙部分には、お店の○○を優先して入れます。

2.カフェのパンフレットで、第一に伝えたい情報は主役商品、わかりやすい商品紹介、お店のこだわり、○○○のおよそ4つがあります。

問の内容は〇ですか?それとも×?

3.ショップカードは、“一人歩きする第二のメニューボード”ともいわれ、お客様とお店をつなぐ効果的な販売促進ツールです。

4.お店のイメージを伝える工夫のために、イメージボードを活用するのもひとつの方法です。

こたえ

1.ロゴ

2.お客様の利用シーン

3.×(第二の看板)

4.○

次は インテリアのアイデアと商品の盛り付けについて

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