駅のホームで電車を待っているあいだに「何か飲もうかな」と思い立ち、自販機の前に立ってみました。
自販機ではほとんどコーヒーを買わないので気がつかなかったのですが、ラインナップをみて、びっくり!
「いつの間に、コーヒーの種類がこんなに増えたの?」
3段あるうちの1列は、すべて違う種類のコーヒーです。
同じメーカーなのに、そもそも、そんなに味が違うのでしょうか。
ちょっとした好奇心で、思いつくままに買ってみました。
色々あるね
自販機やスーパーで購入したコーヒーを並べてみてみると、容器の違いや表示の違いがあります。
何か、理由があるのでしょうね。
ちょっとみてみましょう。
コーヒーとコーヒー飲料のちがい
普段、あまり気にしないのですが、商品のラベルの下には「コーヒー」または「コーヒー飲料」の表示があります。
一見似ているようで、この2つにははっきりとした違いがあります。
「コーヒー」は、内容量100g中にコーヒー生豆換算で5g以上のコーヒー豆から抽出、または溶出したコーヒー分を含むものとされています。
これに対して「コーヒー飲料」はコーヒー生豆換算で、2.5g~5g未満とされています。

容器の違い
コーヒーの容器は、おもにスチール缶、アルミ缶、ペットボトル、紙パックがあります。
缶コーヒーの裏側には、材質を示す「スチール」「アルミ」の表示があります。

コーヒーは、レトルト殺菌をして缶に入れるのですが、温度が下がると缶の中の圧力が外の大気圧力より低くなるので、缶がへこまないようにするには、強度のあるスチール缶が主流でした。
しかし、技術の進歩によって、アルミ缶も使用できるようになったのです。
アルミはスチールよりも軽く、熱伝導率も高いので運送費や温度を調整するコストを抑えることができます。
かといって、アルミ缶はスチール缶より熱膨張もあり、HOTコーヒーとしては使いづらい素材です。
今のところはブラックコーヒーだとアルミ缶でもHOTコーヒーとして販売できているようですが、スチール缶はまだまだ残っていくでしょう。
紙パックのコーヒーも以前から販売されていて、飲んだあと折りたたんで、ゴミ箱に捨てることができるという手軽さがメリットです。

ただし、賞味期限が短いのが難点。
未開封でだいたい2週間くらいです。
ペットボトルは半年程度、缶コーヒーは10か月程度なので、買いだめして保存しておくには不向きです。
そして、最近はペットボトルのコーヒーをみかけることが多くなりました。

なんとなくコーヒーに見えないということで、発売当初は不人気だったのですが、デスクに置いたり、持ち歩きにキャップができるということと、中身が見えることが安心につながって広まっていきました。
量も缶に比べて多めです。
ペットボトルに負けないように、アルミ缶もキャップをつけたものが出ていますね。
味の評判はどうか?
「缶コーヒーは、缶の味がしてしまう」
「ペットボトルは、プラスチック特有の味が気になる」
など、味よりも保存することを優先して容器が決められているのでしょうか。
容器にかかわらず、ラベルには共通して、「直火にかけない」「開けたらすぐに飲むこと」と書かれています。
次回からは、実際に試してみて、味の違いを比べたいと思います。
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