安いものを見るとつい買ってしまう・・・。
その結果は、たいていすぐに壊れたり使いづらかったりします。
今日は素人が、安いコーヒーの木を買ってしまったというお話。
観葉植物、欲しいなあ
田舎暮らしのころは、周りが山に囲まれていたので植物がいつも身近にあったのですが、街中に住むようになると、なかば作られた空間でしかグリーンを目にする機会がありません。
毎日の暮らしのなかで、気持ちが詰まってきたなと感じたら、公園を散歩して体にグリーンを取り入れると、落ち着きます。
部屋にもグリーンを置きたいと思うのですが、日当たりもあまりよくなく、これまでも何度も失敗してきました。
こんな自分でも育てやすい観葉植物はないものか・・・。
コーヒーの木を買おう
ホームセンターのグリーンコーナーや、高そうなショップでお店の人に聞いてみると、コーヒーの木は、初心者でも育てやすいという話でした。
これまでコーヒーについて勉強をしてきて、コーヒーの木が育つ環境は、高地であったり日照具合や適正な降雨量が必要だと思っていたのですが、こうやって観葉植物としても販売されているんですね。
しかも、うまく育てると花が咲いて、コーヒーの実も収穫できるとか。
自分で栽培したコーヒーを飲めるなんて本当に素敵です。
初心者の自分は、そこまで高望みはせずに購入してみることにしました。
100円ショップでも買える
大好きな100円ショップ。
必要でないものも買ってしまうという、ある意味「魔法のショップ」。
ミニ観葉植物も豊富です。
店内のスポットライトや乾燥にも負けず、葉のツヤはわりといいです。
育てやすい種類を集めて置いているのでしょうか。
ただ、サイズ的には10cm前後の高さなので、部屋に置いてパッと目に付くものではありません。
考えた結果、ホームセンターで380円くらいの20cmサイズを購入しました。
2週間でしおれた!
お店の人いわく「直射日光にあてたらダメ」「土の表面が乾いたら水をあげる程度」というアドバイスにそって、コーヒーの木をカーテン越しの窓際に置きました。
土も手でさわってみて乾いていたら、湿るまで水をあげていました。
なのに、結果は葉っぱ全体に元気がなくなり、ほとんどが下を向いてしまったのです。
葉の裏も白い部分や茶色い部分があったり。
たしかに、育てるのはヘタだけど、こんなに早くダメになってしまうなんて。
やっぱり安いものを買ってしまったせいなのでしょうか?
「安い」にはワケがある
観葉植物に限らず、見た目にも高いもの、安いものの区別がつかないものがあります。
ただ、コストを安く抑えるために、安い部品を使っていたりもします。
100円ショップのグッズについて、色々評価しているサイトや雑誌がありますが、あれは実際に試した人の基準で評価しているので、読んだ人が同じ基準で価値を感じるなら、購入はアリです。
実は、物を判断するためには、安いものだけでなく高いものを知る必要があります。
“100円ショップのグッズを評価する人”も、高いもの、使いやすいものを知っているからこそ評価ができるのです。
話を戻しますが、今回の失敗の原因の一つは「安い観葉植物を買ってそのまま育てた」ことです。
植物そのものの丈夫さや、最初に付いている土の養分が“高い”“安い”では異なります。
鉢のコストもかかるため、植物のサイズにしては小さい鉢に入っていたりもします。
そうなると、安い価格で購入した観葉植物ですが、適した大きさの鉢、良質な肥料の入った土で植え替えたりすると、かえって高くつくのです。
愛情をもって育てるって?
もう一つの失敗は、「リサーチ不足」。
お店の人のアドバイスだけを自分流に解釈してしまったこと。
ひと昔前ならそれが普通だったかもしれませんが、今は気軽に調べられる時代です。
植物も生き物だからと、毎日しゃべりかけていたのですが、それはただの表面的な自己満足でした。ざっと調べただけでも
・季節ごとに、置き場所を変える
・季節ごとに水やりの回数を変える
・エアコンが直接かからないようにする(もしかして暖房の風が当たっていたかも)
・弱っているときには与えない、ひんぱんに与えないなど、肥料の与え方も確認しておく
(葉の元気がないので、液体肥料を差し込んでしまった!)
・害虫の駆除(そういえば、購入時にすでに葉に白い部分があった)
・本来は、高木になる樹木なので、植え替えやせん定も必要
このようなことは、少しサイトを見れば簡単にわかります。
「失ってからわかる大切さ」でした。手間もかかるけれど愛情も比例していくのだと思います。
もう一度チャレンジ
「このままでは、あの世に行かせてしまったコーヒーの木さんに申し訳ない」と思い、再度チャレンジすることにしました。
しかし、自分にとって安いものを買って立派に育て上げるにはハードルが高い。
知識もまだないことだし・・・。
そこで今回は思い切って小さいながらも2000円台のコーヒーの木を購入しました。(ランチ3日分節約します)
今度は長く一緒にいたいと思います。
コメント