17.マーケティングと市場

カフェオーナー経営士試験対策

最初にマーケティングについて学んだことを覚えていますか?

今回は、さらに掘り下げてマーケティングと市場についてみていきましょう。

また出てきたマーケティング。
ってことは、重要でもあるのね

マーケットイン・プロダクトアウト

消費者に合わせて商品を企画したり、広告、販売促進のキャンペーンを企画するのがマーケティングの思想ですが、この思想を「マーケットイン」ということがあります。

市場に融け込ませる考え方(意訳)です。

いっぽう、商品特性のみを前面に打ち出していく考え方を「プロダクトアウト」といいます。

マーケットインが市場志向ならば、プロダクトアウトは工業志向ともいえるでしょう。

プロダクトアウトのよいところは、従来になかったような新しい商品を打ち出す場合に向いています。

いっぽう、ターゲットを絞っていないので、そのぶんコミュニケーションに時間を費やす必要が出てきます。

しかし、マーケティングという作業は省略してはいけません。

新商品を出す場合は、その特性とともに、消費者の好みの分析、魅力的な広告の検討を常に意識して戦略を練っていきましょう。

マーケティングに悩んだら

マーケティングというものは、すすめていくうちに様々な難題や、疑問が出てきます。

クレマ
クレマ

うん、難しそう・・・

これに対する打開策としては、どういったターゲットに、商品を効果的、魅力的に伝えるかという点に着目すると、解決する場合が多いです。

市場というものは、2つの消費者行動で成立しています。それは

新規購入(リクルートメント)

リピート購入

の2種類です。

新商品が出ると、まず消費者によって新規購入されます。

そして、それがよいものであれば、また繰り返し購入をしてくれます。

さらに、また新規の消費者が増えて市場が活気づいていきます。

カフェのマーケティングは一般的に1年ごとに組み立てなおし、すすめていきます。

そのときに、このリクルートメントとリピートという2つの購入形態にどう向き合っていくか、どちらに重点を置くかが、マーケティングの戦略を方向づけます。

なぜなら、同じメニューでも、新規購入する消費者と、リピート購入する消費者とでは、購入動機や理由がまったく異なってくるからです。

それでは マーケティングと市場 について、問題を解いてみてください。

おさらい問題

問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう

1.意訳すると、市場に融け込ませる考え方は○○○と呼ばれています。

2.商品自体の持つ特性のみを前面に押し出し、消費者に認知してもらって購入してもらう方法を○○○といいます。

3.マーケティングの思想は、消費者に合わせて商品を企画したり、広告や販売促進の○○○を企画したりすることです。

4.市場は新規購入と○○購入という2つの消費者行動で成り立っています。

問の内容は〇ですか?それとも×?

5.プロダクトアウトは生産志向、マーケットインは市場志向ともいえます。

6.新商品の提案は、商品の特性を前面に押し出して検討していけば、マーケティングをしなくてもうまくいきます。

7.カフェのマーケティング戦略は、一般的に3年ごとに組みたてなおし、推進していきます。

8.あらゆる新商品は、新しい消費者により新規購入されます。

そしてその消費者が次にまた、競合商品ではなく同じ商品を購入してくれることで、市場は確立され、さらに新規の消費者を増やすことで、市場づくりに弾みがついていきます。

こたえ

1.マーケットイン

2.プロダクトアウト

3.キャンペーン

4.リピート

5.×(プロダクトアウトは工業志向)

6.×(魅力的な広告の検討、消費者の好みの分析を常に意識しながら戦略的にすすめていく)

7.×(1年ごと)

8.○

次は ブランディング について

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