お店のレイアウトを考えるうえでも今回は、配置のポイントについて学んでいきましょう。
カフェの配置
おさらいにはなりますが、カフェの配置をするにあたりポイントをあげてみました。
動線と動作空間を把握すること
大型の家具から配置場所を決めること
お店に入って最初に目につく「視線のポイント」を作ること
これはお店のアクセントとして、1カ所に集めるのもよいですし、オブジェなどをバランスよく配置して、視線をあちこちに移動させるのもお店を広くみせるのに有効です。
お店を広く見せるために
ソファの位置
大型の家具のうちでも、ソファーはもっとも大きな家具の一つです。
レイアウトを考えるときに、ついどうしても壁際に寄せて置いてしまいがちですが、空間を仕切る意味で、中央にもってくるとかえって空間に余裕を感じさせます。
その場合、ソファはできるだけシンプルなデザインで、座面の低いものを選ぶと、目線が下がって空間が広く感じられます。
鏡
鏡を使って、店内を広く見せることも昔から行われており、効果的です。
立ったときの目線の高さで、鏡をドアや窓といった開口部に向けて設置すると、やわらかい自然光を反射するので、奥行きのある空間を演出できます。
窓辺の演出
自然光が差し込む窓辺は、お店のコンセプトに合わせたディスプレイをします。
カーテンや花、オブジェなどを飾って、お客様の目を楽しませることも必要です。
視線を遮りたいときの「仕切り」
ホールからキッチンやトイレのドアが丸見えだと、残念な気持ちになります。
また、隣の席との間が近すぎても、落ち着かなくなるでしょう。
その場合は、「仕切り」を置きましょう。
・シェルフの場合は、高さがあると、圧迫感を与えるため、できるだけ視線が抜けるような工夫をします。
・パーティションは可動タイプだと、配置変更がしやすく、大人数のお客様が来た場合にも移動できます。
・インテリアに合えば、配置変更はしにくいのですが、布やロールカーテンも利用できます。
・プランターで仕切る場合は、目隠し程度に使われることが多いです。
アクセントとしても、癒しとしても、グリーンのアイテムは、高さやデザインによって空間のイメージを作ります。
・仕切りというと、「タテ」のラインで考えがちですが、ラグを敷くことで「ヨコ」の仕切りとなります。
きっちりとしたタテの仕切りを作りたくない場合は、ラグによって、あいまいな線引きをすることが可能です。
それでは 配置のポイント について、問題を解いてみてください。
おさらい問題
問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう
1. カフェの配置のポイントは、「動線と動作空間を把握する」「大型の家具から置き場所を決める」「お店に入ってすぐ、○○のポイントをつくる」ことです
2.鏡を使って、奥行きのある空間に見せるためには、立ったときの目線の高さでなおかつ○○○に向けて取り付けるとよいとされています。
問の内容は〇ですか?それとも×?
3.空間を広く見せるためには、ソファはなるべくシンプルなデザインで、座面の低いものを壁際におくのがよいとされています。
4.可動タイプのパーティションは、配置変更がしやすく、大人数のお客様が来店したときにも移動ができます。
こたえ
1.視線
2.開口部
3.×(壁際ではなく、中央に置く)
4.○
次は 配置のポイント~小物編~ について
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