今回は、商品カテゴリーについて学びます。
一般的には種類といった意味で使ったりしますね。
カテゴリーとは
カテゴリーの意味は「範ちゅう」「種類」「区分」「部門」といった意味があります。
商品をカテゴリーで分類していくと、「階層構造」という意味にもなります。
お店側からの商品カテゴリー
ひとつのメニューが世に出るまでに、色々な面からの調査が行われます。
誰が購入してくれそうか、衛生面は大丈夫か、どれくらい売れるか、この商品と一緒に売れる商品は何かなどです。
一般的に、調査では、その商品が存在するカテゴリーの範囲で調査していきます。
たとえば、エスプレッソなら「コーヒー」または「飲料」というカテゴリー、ミルフィーユなら「ケーキ」または「デザート」というようにカテゴリー分けをします。
消費者側からの商品カテゴリー
では、消費者の目線からみた場合はどうでしょうか?
「ミルフィーユは食べたいけれど、あの店のパスタとパンナコッタのセットのほうがお得だし」「今日はエスプレッソより、ミルクティの気分だから」といった具合に、消費者は自分の気持ちや状況に合わせて商品のカテゴリー分けをしています。
ワタシもよくやってる
お店側の思惑とまったく違うことがわかります。
商品カテゴリーを違う階層でみてみる
マーケティングは、消費者に焦点を合わせた販売促進活動です。
お店側からみた商品のカテゴリーというのは、カタログやメニュー、ホームページの構成、仕入先の都合などといった、お店のために管理されたものになりがちです。
カフェのスタッフも、一従業員であると同時に一消費者でもあります。
そう考えると、これから戦略を展開していく商品にあたっては、一度消費者視点の商品カテゴリーで考えてみてはどうでしょう?
カフェのメニューを例にとってみます。
一般的な分類
おすすめメニュー
フード
ドリンク
デザート
健康志向の消費者をターゲットとした場合
○○カロリー以下のランチセット
有機栽培の野菜を使ったメニュー
美肌ドリンク
今摂りたいビタミン別デザート
サラリーマンをターゲットとした場合
ボリュームたっぷりメニュー
5分以内でできるランチセット
ワンコインメニュー
カロリー控えめデザート
このように、消費者の立場からカテゴリーを作っていくと、商品を訴えるターゲットはもちろんのこと、ポイントやタイミング、販売促進方法もみえてきます。
それでは 商品カテゴリー について、問題を解いてみてください。
おさらい問題
問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう
1.商品をカテゴリーで分類していくと、○○○という意味にもなります。
2.お店側からみた商品のカテゴリーというのは、カタログやメニュー、ホームページの構成、○○○などといった、お店のために管理されたものになりがちです。
問の内容は〇ですか?それとも×?
3.ひとつのメニューが世に出るまでに、色々な面からの調査が行われます。
一般的に、調査では、その商品が存在するコンセプトの範囲を調査していきます。
4.商品カテゴリーを考えるにあたっては、カフェのスタッフも、従業員であると同時にマーケティングをする立場でもあります。
こたえ
1.階層構造
2.仕入れ先の都合
3.×(その商品が存在するカテゴリーの範囲を調査する)
4.×(従業員であると同時に消費者)
次は 「PPM」「パレートの法則」 について
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