お店をオープンする前には色々とやらなければいけないことがあります。
今回は、オープン前のチェック事項について学びましょう。
お店は周りとの調和が大切
お店をオープンさせるのに、気をとられて周囲に気を配るのをすっかり忘れてた・・・なんていうことのないようにします。
その地域に溶け込めるようなお店にしましょう。
近隣へあいさつ
その地域の町内会、商店街の会長へのあいさつは忘れずに。工事をする前とオープン前に行くのがのぞましいです。
そこで、地域の決まり事を教えてもらったり、何かのトラブルが起きたときに相談にのってもらえる関係を築いておくとよいです。
ゴミ出しのルールを前もって知っておく
近隣でよくあるトラブルがゴミ問題です。
ゴミ置き場、ゴミ出しの日など、ルールを守りましょう。
ゴミのトラブル、よく聞くよね。要注意だわ
ぶっつけ本番では、開店できない!
カフェをオープンするのに、何のリハーサルもなしに開店はしないでしょう。
当日になって「こうしておけばよかった」「あれが足りない」などとバタバタしないためにも、事前のチェックは数日前に行っておきたいものです。
おもなチェックポイント
・食器、調理用具、掃除道具、レジ用備品、事務用品、消化器などはすべてそろっているか?
・メニューはすべて作れる状態か?また、足りないものはないか?
・調理器具、食器の置き場所は適切か?
・満席時でも、食器は足りているか?
・オーダーを受けてから提供できるまでの時間
・調理中の動きやすさ
・厨房設備はすべて正常に稼働するか?
・水道、排水、トイレの水はきちんと出ているか?
・エアコンは適切にきいているか?
・BGMの大きさは適当か?
・照明(店内と店外)、換気扇、電話は正常に稼働しているか?
・テーブルやイスにがたつきはないか?
・テーブルナンバーは決めているか?
・伝票にナンバリングしているか?
・おつりのための両替をしているか?
・トイレの備品はそろっているか?
・グリーン、生花の手配は済んでいるか?
・看板やイメージボードはちゃんと見える位置に設置されているか?
・スタッフとミーティングをして、動きや接客に不備がないか?
どれかが欠けても、気持ちよくオープンできないよ
その他に準備すること
オープン前には、お店のPRも必要です。
ホームページの作成
コンセプトの近い異業種のお店にフライヤーを置いてもらう
「チラシ」と「フライヤー」は同じような広告媒体で、違いが今一つわかりづらいのですが、チラシのサイズがB5版やA4版が一般的なのに対して、フライヤーのサイズはA6サイズやポストカードのサイズが主流となっています。
違う業種のフライヤー、美容院とかイベントスペースなんかで見たことあるわ
また、チラシは新聞などの折り込み広告やポストに投函されることが多いのですが、フライヤーは、特定の場所に置いてもらう広告の形です。
おしゃれなデザインで告知していることが多いようです。
近隣へのポスティング
「ポスティング」という言葉は、よく使われていますね。
これもマーケティング用語で使われていたもので、個別に訪問してチラシを配ったり、ポストに投函する販促活動で、カフェの近隣地域に対して、新規顧客を開拓、獲得するために行います。
グルメサイトへの登録
ただし、1~2人の少人数で経営する場合は、最初から広範囲にPRして、いっぺんに多くのお客様が来店した場合は対応できないときもありますので、最初はあまり範囲を広げないほうがよい場合もあります。
営業時間
カフェの営業時間を決めるには、ターゲットにするお客様によって変わります。
また、立地条件も考慮が必要です。
オフィス街なら、ランチタイムは11:30~14:00、繁華街なら15:00までランチタイムを設けるなどとするのも一つの例です。
夜の営業の場合は、自分の帰宅時間も考えて営業時間を決めましょう。
終電逃したら、ヒサン(泣)
逆に、モーニングサービスを提供する場合は、準備時間を入れてオープン時間を決めます。
それでは オープン前のチェック事項 について、問題を解いてみてください。
おさらい問題
問の〇〇にあてはまる言葉を入れましょう
1.地域の町内会長や商店街会長にあいさつをする場合は、○○の前と、オープン前にのぞましいといえます。
2.お客様が満席の場合、○○の数は足りているかのチェックが必要です。
問の内容は〇ですか?それとも×?
3.カフェの経営は、開店してみないとわからないことが多いので、事前にリハーサルを行うよりも、その場で柔軟に対応できるようにしておけばよい。
4.少人数でカフェをオープンする前の告知は、ホームページ、フライヤー、ポスティング、グルメサイトなど、考えられる手段を使ってできるだけ多くの集客につとめます。
こたえ
1.工事
2.食器
3.×(調理や接客のリハーサルはオープン前に必ず行っておく)
4.×(少人数の場合、告知により一度に多くのお客様に対応しきれない場合がある)
次は カフェはサービス業 について
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